新年明けましておめでとうございます。2021年も何卒宜しくお願い申し上げます。
2020年中はウェブサイトの更新が滞ってしまいましたが、2020年3月に本事務所代表社員・木内俊克が東京大学での研究活動を成果発表シンポジウム(コロナ禍により6月に延期開催)をもって完了した後は、4月以降、より建築設計と実践の場でのリサーチワークに特化した活動に、木内建築計画事務所は舵を切った年となりました。
コロナ禍の影響を受けて全面的な遠隔での設営となりながらも、空間美術設計を担当させていただいたNew Zealandでの”fog, nerves, future, ocean, hello (echoes)”のダンス公演は無事2020年中の開催がかないました。またコロナ禍の状況を逆手に取り、今後フィジカルでの開催が可能になった後も継続的なオンライン開催も継続していきたいと関係者一同からのコメントがあったVIRTUAL ART BOOK FAIRでは、オンラインのブックフェア会場デザインという、非常にチャレンジングなプロジェクトを、webやグラフィック、事務局はじめ多くの方々と連携しながら、sunayama studioとの共同で担当させていただきました。
本年は、木内建築計画事務所で、これもまたコロナ禍の影響で延期となった第17回ヴェネチア建築ビエンナーレ日本館展示への参加が決まっており、鋭意その準備に取り組んでいます。その他、共同編集を担当しました書籍「建築情報学会へ」が2020年12月に出版となり、建築情報学会でのコンピュテーショナルデザインのインフラづくりの活動や、関連した建築都市分野における情報学的領域での実践を伴ったリサーチプロジェクトにも、事務所として取り組んでいく所存です。